さまざまな業界でコラボ事業が賑わっています。
コラボ化することが話題作りになる業界やメーカーも少なくありません
まさに、「共同創造」の時代を象徴しています。
商品バリエーションの企画と製造を事業とするN社。
創業して2年余りですが、勢いにのっていることもあり、複数社からしばしばコラボ事業の話を持ちかけられるとのこと。
「社内でも次の企画に追われて気味ですから、正直コラボに興味はなかったのですが、逆に何かメリットはあるでしょうか?飛び込みであれば断るものの、取引先経由の紹介もありますから・・・のってみるにしても何か決め手はありますか?」
コラボある、あるとして。
商品やサービスが安定期を過ぎているとき
双方の実績から新たな商品やサービスを生み出したいとき
コラボ展開することでまだ創造的発展が期待でき、共同創造でパワーをつけることをめざします。
今日は、コラボをしてうまくいくであろう ①タイミング ②時期 ③状況について、簡単にポイントをご紹介したいと思います。
〈タイミング〉
シーズン、行事を狙ったもの。
数日から数週間と短いのが特徴ですが、そのシーズンや行事にインパクトがあるときに効果的です。
2企業に限らず、複数の企業・店舗・個人・行政などとともに展開するマルチコラボもできます。
マルチコラボになるほど、短期間プロジェクトでないと各々の事業や焦点をあてる別事業等があるでしょうから難しくなります。
〈時期〉
業種業界をとわず、双方が何かしら「共通の時期」にある場合。
たとえば、A社は創業は長いものの新事業に取り組みたい、B社は起業し立てだが専門分野に非常に強くエキスパートがいる、など。
上記のN社さんはこちらのケースに当てはまりました。
〈状況〉
コラボにより双方の強みが双方の逆転を補い、マイナス点や大きな損失はないか。
コラボによりうっかりするとマイナスやロスが起こり得ることを見落とすことがあります。
多少は加味するにせよ、想定外なダメージはないか、です。
次回にご説明するリスクがなければ、コラボは予期せぬ活性剤になります。
コラボの取組後に、新たなアイディア、開発、人脈などの収穫に繋がる可能性があります。
ポジティブに取組むチームワーク、リーダーシップがあれば、いかなる状況もプラスになります!
そのために、コラボ事業の一番の鍵となるプラス要因は、「ノリがいいか!」「ノリが合うか!」なのです。
特に、次回ご説明する「リスク」面として、ノリのわるさやノリが合わないときはイエローカード。
意外にして、当然ですね。