瞑想やヒーリングの原型は、とても長い歴史を携えています。
精神修行、自然信仰、宗教、祭り事を含めると、日本でも非常に長く民間に浸透しています。
歴史と価値観の変遷を経て、近年、ようやく日本社会の中でも企業や組織にも急激な広がりをみせてまいりました。
やや後手に感じられるものの、「しかるべき時期(タイミング・好機)が訪れたなら一気に浸透する」という日本民族特有の強みが垣間見られますね。
マインドフル・マインドフルネス瞑想が革命と呼ばれるきっかけになったのは、2014年にビジネス界の信望を集めるTIMES誌の表紙にMindful Revolution(マインドフル革命)が掲載されたから、と言われます。
そこに至るまで、かなり実践のレベルでも浸透していましたが、大掛かりに取り込む布石になったことは間違いないでしょう。
それまで、瞑想は特殊な営みや難しい修行のように思われていたものが、シンプルに誰でも行うことができ、科学的な効果・成果を打ち出していることから、一気に導入する傾向となりました。
潜在意識の観点からいえば、まさに「集合無意識」が大きく動いたタイミングです。
ある一定の意識が関心をむけると、無意識な集合体が大きな動きを示す、というわけですね。
つまり、以前と同じように「瞑想や内観は難しいのではないか?」と考えていても、集合無意識が関心を注いでいることから、おのずと関心度や成果率が高まる仕組みです。
瞑想や氣に働きかけるヒーリングは、思考や理論づけた理解は、ときに雑念となり、むしろ自身の意識を他所に背けてしまいます。
マインドフルネスの基本は「意識を向けること」です。
無にしたり、雑念を消すことが重要ではなく、ただ、今ココに意識がある、超集中のポイントに在るといえます。
そのための方法は、自然にかえれば、とても簡単にできるのです。
それが「呼吸」です。ただ、深く丁寧に呼吸をする・・・マインドフルの基盤です。